レンゲ沼畔でカッコウ、オオヨシキリ、アオジの声を聞き、タニウツギ、ケナシヤブデマリ、サワオグルマの花を見ながら沼の裏側にまわると、今度はキビタキ、シジュウカラの声が聞こえてきた。ベニバナイチヤクソウの花が咲いていてがそのそばにあったレンゲツツジはもう散り始めていた。木道下のムラサキケマンもすでに見ごろは過ぎたようだが、チゴユリはまだ元気に咲いているのを見つけた。木道の終わるあたりではオオルリの声が響き、アカゲラもキョッキョッと大きな声を出してハンノキの林の中を飛んで行った。アオゲラのドラミングも聞こえシジュウカラも見ることができ、またキビタキもすぐそばの枝に止まったのでゆっくり見て頂くことができて良かった。
展望台は磐梯山の眺めが良く、風もなく水面を泳ぐカモの波紋が印象的だった。展望台を下る途中にあるオニグルミは枝が折れているにもかかわらず花が咲いていて、特に枝先に上向きに咲く雌花はあまり見る機会がない。ネコノメソウ、マムシグサがあり、名前の由来などに触れながらハンノキの林を抜け川沿いに出ると、ミズキの木にオオルリが止まっていた。真上に近いところでお腹の白と喉の黒しか見えなかったがすぐに飛んで、今度は後ろ向きに止まった。頭から背中にかけての美しいブルーを見て頂くことができた。
姫沼畔ではたくさんのトンボがいた。オオカワトンボ、エゾイトトンボ、オニヤンマなど、他にもたくさんいるがあいにくトンボはあまり詳しくはないので良く分からない。
ホウチャクソウ、アマドコロも咲いていて、レンゲ沼への合流ではホタルカズラも見ることができた。ズミはそろそろ終わりそう。駐車場近くで再びアオジをじっくりと見ることができた。